雪とともに街を彩る冬の風物詩。

さっぽろホワイトイルミネーション2015

TEXT/KAGEHIRO WATANABE, PHOTO/SHUN TAKEBE

札幌駅前から大通公園、南1条通りまで続く光の道。さっぽろホワイトイルミネーションは今年で35回目を迎えました。1981年に始まったときには電球約1千個のイルミネーションでしたが、それが今ではLED約52万個。規模内容ともに年々充実。秋の食の祭典オータムフェスト、そして真冬の雪まつりをつなぐ大通公園のイベントとして、すっかりおなじみです。

大通公園はクリスマスまでの開催となっており、1〜5丁目が会場。各ブロックごとにシンボルオブジェがあり、今回は1丁目のテレビ塔前に、「愛のツリー」にかわる「ラブツリー」が新登場。白く光るゲートも併設されており、記念撮影をする人たちでにぎわっていました。2丁目ではミュンヘン・クリスマス市が同時開催されており、塔のようなオブジェ「宇宙の領域」を囲むように、雑貨や食べもの出店が並んでいます。ここにはサンタもいて、テーマパークに迷い込んだかのような、クリスマスムードが漂う特別な一角になっていました。

3丁目には、今回リニューアルした「クリスタル・リバー」と「きらめきの橋」が。名前のとおり、光の川の上に橋がかかっており、ここも絶好の記念写真スポットになっています。4丁目のシンボルオブジェは「スパークファウンテン」。噴水を冬用の装いにした光の泉です。5丁目は、食べものの出店が並ぶ「ホットスクエア」になっており、ペットボトルでつくるエコツリーのワークショップなども行われています。
大通公園のイルミネーションは12月25日で終了ですが、駅前通りではバレンタインデー直前の2月11日まで、南1条通りではホワイトデー、3月14日まで続きます。寒い時期ではありますが、地下道ではなくあえて上の道を歩きながら視線を上げてみれば、新たな発見があるかもしれませんよ。

第35回 さっぽろホワイトイルミネーション

開催期間/
(大通会場)  2015/12/25まで
(駅前通会場) 2016/2/11まで
(南一条通会場)2016/3/14まで
点灯時間/16:30~22:00
     ※12/23~25は24:00まで
white-illumination.jp